8月に読む戦争文学
2012/08/09
もうすぐ8月15日、終戦記念日がやってきます。
テレビなどでも戦争をテーマにした番組が放送され「戦争」について考えさせられる時期ですね。
ということで、今回は新旧の戦争文学をご紹介したいと思います。
まずは、1979年に出版され長く読み継がれている灰谷健次郎さんの「太陽の子」です。
ふうちゃんという少女を通して、沖縄戦の真実が語られているテーマ性のある作品で、戦争が終わってからも多くの人が苦しみを抱えて必死に生きていたようすが胸にせまってきます。本を読んでこんなに泣いた本はまだ他にありません...。児童文学ですが、ぜひ読んでみてほしいと思います。
次は、2006年に出版され100万部を売り上げた百田尚樹さんの「永遠のゼロ」です。
特攻により戦死した祖父の過去を孫が調べていくというミステリータッチの物語で一気に読んでしまいます。
入念な取材をもとに物語が構成されているので、戦いの渦中にあった軍隊の人々はどんな思いで戦っていたのか、また戦争の真実について知ることもでき、読み応え十分です。
写真にもあるように、田んぼさんも元気いっぱい!青々として緑がまぶしいほどで、見ているだけで元気をもらえます。ぜひ図書館におこしくださいませ。 (iso)