全国図書館大会で海士町の取組を実践発表してきました!
10月25・26日に全国図書館大会島根大会が松江で開催されました。これは(社)日本図書館協会と島根県内の各図書館関係機関が主催する歴史ある大会で、今年で98回目を迎えました。1日目は開会式や基調報告が行われ、2日目は公共図書館、学校図書館、指定管理者制度などをテーマに12の分科会に分かれて実践発表が行われました。全国から延べ1,500名もの参加があり大盛況でした。
実は、海士町も第1分科会の「地方から発信〜がんばる図書館」で実践発表をさせていただきました。財政難など厳しい状況のなか、ちょっとしたアイデアや工夫で頑張っている図書館として推薦していただき、取組みを発表しましたが、「島まるごと図書館構想」を旗印に図書館事業を始めて5年と日も浅く、皆さまの前で発表して大丈夫なのかと心配しつつ壇上に上がりました。しかし、発表後にたくさんの方から「良かった」「ぜひ海士に行ってみたい」など声をかけていただきゼロから始まった取組みのなかで何か感じていただける所があったのだと嬉しく思いました。
離島、財政難、図書館も本もないというハンデだらけの状況からスタートしたこの事業でしたが、地域力や連携力、機動力を武器に、あるものを活かしてなんとか図書環境を充実させ、本を身近に感じてもらおうとの想いで島の図書施設を廻る日々でした。「このやり方でよいのだろうか?」と時に不安になることもありましたが、島根県立図書館の方々の支援、学校図書館問題研究会の頼もしい先輩司書さんからの支援、遠く東京の図書館学の諸先生方の励ましとアドバイスを頼りになんとか図書館事業が前へ進んだかなと思います。改めてみなさまに感謝です。
また、皆さまの反応から、海士の図書館が見えてくることも多く、「学校と公共図書館が一体となっている地域は他にない」「おもしろい取組み」といわれて、「そうなんだ」と再発見させてもらいました。離島ゆえ他がどうなっているか分からないので....。声をかけて下さった皆さま、本当に有難うございました!
海士の図書館に興味をもたれた方は、ぜひぜひ海士へお越し下さい!ご案内いたします。図書館ホームページのお問い合わせからお気軽にどうぞ! (しっかり営業してます☆) By iso