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学校図書館問題研究会神奈川支部の皆さまが海士を訪問★
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夏休みが来た〜!と喜んでいたら、あっという間に8月となり、夏も折り返し地点を過ぎてしまったようです。夏って短いものですね。
夏休みの図書館は子どもたちの来館もあり、通常よりにぎわいをみせています。
また、旅行客や帰省客の来館も増えてきました。
窓から見える田んぼは緑がまぶしく、夏の力強さを感じさせてくれます。
学校図書館問題研究会島根大会が玉造で開催されるのに合わせて、8月2日に学校図書館問題研究会神奈川支部の方を中心に8名の学校司書さんたちが海士を訪れてくださいました。
小・中学校図書館や公共図書館を見学し、たくさんアドバイスをいただきました。
授業支援のようすや、図書館運営について話を伺いましたが、この道15〜20年以上という大先輩方との交流は本当に勉強になりました。
高校司書の方が多く、高校の話が中心となりましたが、毎年入学してくる生徒に合わせて本の選書や図書館そのものを少しずつ変容させているというお話が印象的で、「図書館はどんどん変化していく生き物である」ということを改めて感じました。
司書は、利用者一人ひとりを見ながらニーズをキャッチするアンテナや感性が必要な職種なんだなということも感じました。
それはきっと公共図書館であれ学校図書館であれ同じことが言えるのではないでしょうか。
学校図書館と公共図書館の仕事を兼務しながら日々感じている、「学校図書館も公共図書館も根本は同じでは?」という思いがよぎりました。
その数日後、学校図書館問題研究会に参加し、慶応義塾大学教授の片山善博氏が対談のなかでおっしゃっていた「学校図書館と公共図書館は別ものと切り離して考えられがちだが、異なるものではない。館種を越え、図書館振興という共通のミッション実現に向け有機的につながるべきである」という発言に拍手を送りたい気持ちでした。片山先生は鋭すぎます。
全国の図書館関係者と交流し、研修させてもらって、学校図書館の視点、公共図書館の視点、民間の視点、いち島民の視点、ありとあらゆる視点から図書館を見つめていくことのできる図書館員で在りたいなぁと思いました。そこに図書館がもっとよくなるカギがあるような気がします。
学校図書館問題研究会島根支部の皆さま、神奈川の皆さま、本当にありがとうございました!
また海士に疲れを癒しに来てくださ〜い。
(by iso)