絵本 「ゆらゆらばしのうえで」 きむらゆういち文 はたこうしろう絵
2013/08/27
「なんにちも ふりつづいたあめが やっと あがった。はげしい あめに いためつけられたはしは、
いっぽんの まるただけになっていた。」(本文より)
そこに逃げ込んでくる一匹のうさぎと、それを追いかけるきつね。一本の丸太になった橋は土手から外れ、二匹をのせてゆらゆら揺れはじめます。
追う側と追われる側、敵対する二匹が協力しないと橋は落ちてしまいます。
極限状態の中 運命共同体になった二匹は、相手を思いやり、お互いのことを知り、やがて彼らの中に友情
が芽生えていきます。
お話はもちろん、臨場感のある絵もすばらしいです。
二匹が橋の上でどうなってしまうのか気になる方、続きはぜひ読んでみてください。
(shino)