北欧関連本、ぞくぞく
2015/06/28
夏至の夜のブックトークのために、北欧関連の書籍を集めました。
もともとあった本もありますが、新たに入荷したものもいくつか。
旅行ガイドから、社会の仕組みを紹介している本、北欧を旅した人が書いたエッセイなど、いろいろあります。
今回は、その中から一つをご紹介。
『フィンランド・森の精霊と旅をする』
(リトヴァ・コヴァライネン、 サンニ・セッポ)
フィンランドの森や木々と、人とのかかわりを追った写真と文章。
写真はどれも美しく、不思議と引き込まれる力を感じる。
それとともに、古代から続く森にまつわる神話・民話、木と人との関係性や独特の風習が記されています。
ある神話には、自分たちの祖先は熊と少女の結婚によって生まれたとあるそうです。
死んだ熊を故郷である天に返す儀式もあるそうで、アイヌ民族と通じるものがあるかも。
日本でも、森や木と、人との付き合いは長い。
予想外にフィンランドと日本のつながりを発見し、北海道や東北地方の神話や民話を調べてみたらおもしろいかも、と思うのでした。
(aiko)