あまくはないチョコレートの戦い
2015/10/06
秋も深まり、朝晩は肌寒く感じるようになりました。
あたたかい飲みものをいれ、本を開く。
ゆったりと流れる時間。
秋ならではの楽しみではないでしょうか。
先月から、図書館内に 〜秋の夜にちょっと読みたい本〜 のコーナーをつくっていますが、こちらでは図書館スタッフそれぞれが、オススメの『秋の1冊』を紹介させていただこうと思います。
トップバッターを仰せつかりまして、深まる秋に読みたい本……と考えて浮かんだのは、この本です☆
アレックス・シアラーの『チョコレート・アンダーグラウンド』(金原瑞人/訳、求龍堂)。
〈チョコレート禁止法〉なんていう、おかしな法律が発令され、国じゅうから甘いものが処分されていくなか、ふたりの少年 ハントリーとスマッジャーが戦いを挑む物語です。
ふたりはチョコレート警察の目をかいくぐり、チョコレートを密造し、〈地下チョコバー〉を始めることにするのですが、はたして……?
この本を読まれるときの注意が、ひとつ。
ぜひ、お手元にチョコレートを用意してから読み始めてください。
(もしお気に召されましたら、同じ作家さんの『青空のむこう』『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』も♪♪) (sa)