高校生インターンシップ感想

　1週間、職場体験をした高校生が感想を書いてくれました。↓↓


　私は、海士中央図書館の雰囲気が好きで、図書館でのインターンシップを希望しました。図書館での仕事は本の返却、貸出の対応と本の整理、パソコン作業くらいだと思っていました。しかし、実際に体験してみて分館があるということも初めて知ったし、意外と大変な仕事が多いのだなと思いました。特に大変だなと思ったのは、購入する本やおすすめの本選びです。私はおすすめ本や読み聞かせをする本を選びましたが、「面白さ」「読みやすさ」「年代」などの様々なことを考慮して選ぶのがとても難しかったです。そんなことをいつもやっている司書さんはすごいなと思いました。
　
　また、分館への移動も思っていたより多くあり、地域とのコミュニケーションも重要となってくる仕事だなと思いました。私が普段何気なく読んでいる図書館の本には、ブックコートが貼ってあり、それを貼る作業も体験しました。中に気泡が入らないようにすることや、表紙が浮かないようにすることなど、注意しなければならないことがいくつもあって、とても難しかったです。作業をしている時は「大変な作業だな」と思いながらやっていましたが、ブックコートを貼り終えた本を見て、これは自分が貼ったのだと少し嬉しい気分になりました。

　海士中央図書館だけでなく、福井小学校や海士小学校、海士中学校にも行かせていただきました。それぞれ、少し違うけれど、どこもとても良い雰囲気の図書室で居心地が良かったです。また、小中学校では、生徒たちがよく図書室に来るため、生徒たちとの関係、コミュニケーションも大切だと思いました。海士中央図書館がしてきた取り組みも教えていただきました。私が知らなかった取り組みも多く、「地域を支える」「交流の場を広げる」役割も担っているのだなと思い、海士町にとって図書館はとても必要な存在なのだと感じました。

　私は図書館にインターンシップで来て、様々な方々と関われたし、図書館を利用しているだけでは分からない仕事も多く体験させていただき、とても楽しかったです。インターンシップでは一週間だけでしたが、とても濃い一週間になりました。一週間本当にお世話になりました。また図書館を利用しに行かせてもらいます。ありがとうございました。

　隠岐島前高校　1年　A.T