新着本紹介
「いぬ」
岩合光昭 著
岩合さんといえば猫かと思いきや、犬の写真集です。
秋田犬や柴犬など日本の天然記念物6犬種と、60種以上の世界の犬、そして世界の町の中でたくましく暮らす犬の姿を見ることができます。
どの写真も「よくぞこの一瞬を切り取ってくれた!」と思うものばかり。
自然で、生き生きと動く犬たちの一瞬をとらえています。かわいくてたくましい犬たちの姿。何度見ても癒されること間違いなしです。
「ゴミ清掃員の日常」
滝沢秀一(原作・構成)、滝沢友紀(まんが)
家族を養うためゴミ清掃員になった、売れない芸人・マシンガンズの滝沢さん。朝5時に起き、ゴミを回収する清掃員の仕事。その中で日々経験するゴミ清掃員の苦労や高いプロ意識、ゴミから垣間見える人々の生活。働くこと、生きることを考えさせられる一冊です。
私は先日、半分に切ったペットボトルを資源ごみで出してしまいました。きっと迷惑をおかけしたと思います、すみません。
「他者の靴を履く 〜アナーキック・エンパシーのすすめ〜」
ブレイディみかこ 著
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で本屋大賞を受賞したブレイディみかこさん。
本書はその中で特に注目された「エンパシー(意見の異なる相手を理解する知的能力)」について掘り下げた、いわば「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の副読本。
様々な事例を挙げながら、多様性時代を生き抜くヒントが書かれている本です。
「日本習合論」
内田樹 著
”習合”とは、いくつかの教義などを取り合わせ折衷すること。
本書では、コーヒーと牛乳でコーヒー牛乳、カレーとそばでカレーそばが生まれたように、異文化と和解し、混ざること、異なるものと折り合いをつけることが日本の本能であると説明しています。
”外来のものと土着のものが共生するとき、もっとも日本人の創造性が発揮される。”
Iターンや新しいものを受け入れ、進化していく海士町のスピリットにも繋がると感じました。ぜひご一読ください。
「トマトさん」
田中 清代 著
真っ赤に熟れて地面に落ちたトマトさん。身軽なミニトマトたちが川に入っていくのを横目で見つつ、重くて動けず涙がこぼれてしまいます。
そんな様子を見ていた虫やトカゲ。トマトさんが川に入れるように力を合わせます。
表情豊かなトマトさんと、繊細に描かれた虫たちが美しく、海に入りたくなる一冊です。
「あつい あつい」
垂石 眞子 著
こちらも海に入りたくなる1冊。
ペンギン、アシカ、カバ、ゾウが、すずしいところを探しまわって・・・
最後は海にざっぶーん!海に飛び込んだ瞬間の気持ちよさそうな表情が何とも言えません。
裏表紙の海辺で気持ちよく寝ている4匹の姿もとてもかわいくて癒されます。
「10ぴきのかえるのプールびらき」
間所 ひさこ(作) 仲川道子(絵)
野原の真ん中に大きな水たまりを見つけた10匹のカエル。
滑り台やベンチ、ボートをこしらえて、素敵なプールを作ると、虫たちも集まってきてみんなで遊び始めます。そこへにわか雨が降ってきて・・・。
10匹のカエルと仲間たちの楽しそうなプールの様子が、読んでいるこちらも楽しい気分にしてくれる1冊です。
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